2014年1月30日木曜日

チリモン×よもあそ レポート

2014年1月26日(日)の「東久留米にチリメンモンスターが上陸!」は、多くの参加者を迎え、用意した席が足りなくなるほどの大盛況でした。
よもあそで「チリモン」に挑戦するのは、初めての試みでしたが、きしわだ自然資料館の風間美穂さんや、半魚人倶楽部*の皆さんの強力なサポートのおかげで、充実した時間となりました。
*半魚人倶楽部さんは、環境事業に携わる二企業の有志による団体で、チリモンに関する活動で2012年度サイエンスアゴラ賞を受賞されています。

ご存じの方も多いと思いますが、チリメンモンスター(略称・チリモン)とは、ちりめんじゃこ(カタクチイワシの稚魚)に交じっている小さな生き物たちのこと。いろいろな魚のこども、タコやイカ、貝の仲間、エビやカニ、クラゲやヒトデなど、たくさんの種類の生き物がいます。
小さな生き物ですが、ルーペや顕微鏡で拡大してみると、まさにモンスターと呼びたくなるような、不思議でおもしろい形のものだらけです。
*「チリメンモンスター」について詳しくは、チリモン図鑑のサイト http://www.chirimon.jp/aboutchirimon/ をご参照ください。

この日の参加者は、子どもも大人も、ピンセット片手に、ちりめんじゃこの中からチリモンをみつけ出す「チリモンさがし」に夢中になりました。
また、せっかくみつけたチリモンですから、それがどんな生き物なのか、知りたくなります。チリモンの「ご本家」とも呼ぶべき、きしわだ自然資料館作成の数々のパンフレット類は、チリモンの同定に大活躍の、心強いツールでした。

しかし、それ以上に心強かったのは、参加者の質問に「それは、ヒイラギ、そっちはイセエビのこども・フィロソーマ幼生ですねー。」と即答してくださる半魚人倶楽部の皆さんや、「これ見つけたん?これはカニの子どものメガロパ幼生やねー。それから、ここのこれな、この小さいのんは、なんとタツノオトシゴのシッポやでー。」と大阪弁で語りかけてくださる風間さんの存在でした。
 
みつけたチリモンをシートにボンドではりつけて、おすしに見立てます。
 
「おしながき」もできて、「くるめずし」シートの完成。
①たちうお ②かにのこ ③めばる ④いか ⑤えびのこ 
 
チリモンさがしのあとは、いつものように東久留米市立図書館の司書さんによる読み聞かせと本の紹介です。読んでくださったのは、「イワシ むれでいきるさかな」(月刊 かがくのとも通巻530号 大片 忠明さく 福音館書店)

いつもならここで終了ですが、この日は特別に30分延長。希望者にはチリモンさがしを続けてもらいましたが、めざすチリモンが見つからなかったのか、最後までねばり続ける子もいました。チリモンの魅力を実感した1時間半でした。
風間さん、半魚人倶楽部のみなさん、ありがとうございました。
 
 

2014年1月18日土曜日

チリメンモンスター上陸!?


2014年最初のよもあそは、チリモンです。
チリモン(チリメンモンスター)は、チリメンジャコに交った小さな生き物たちのこと。いろいろな魚の子ども、タコやイカ、貝の仲間、エビやカニ、クラゲやヒトデなど、その種類はさまざまです。
チリメンジャコの中からこれらの小さな生き物を見つけ出す楽しさに着目した、大阪の「きしわだ自然友の会」のメンバーが、この小さな生き物たちをチリメンモンスターと名付け、「チリモン探し」を広めたのだそうです。
今回のよもあそでは、この「チリモン探し」をしてみます。さて、どんなチリモンに出会えるでしょう? また、見つけたチリモンは、虫眼鏡でよーく観察して、どの生き物の仲間なのか、仲間分けもしてみますよ。
*チリモンさがし活動発祥の地・大阪岸和田から、きしわだ自然資料館主任学芸員の風間美穂さんをスペシャル・ゲストとしてお迎えすることになりました。参加者にはチリモンポスターなどのおみやげも用意しています。

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よもう!あそぼう!かがくの本
 「東久留米にチリメンモンスターが上陸!」

 日 時:1月26日(日)午前10時30分から11時30分

 場 所:東久留米市立中央図書館視聴覚ホール
   (西武池袋線東久留米駅西口徒歩15分)
    *問い合わせ:中央図書館 tel 042-475-4646

 読む本:「イワシ むれでいきるさかな」
       月刊 かがくのとも通巻530号
       大片 忠明/さく (福音館書店)

※参加は無料です。